お役立ちコラム

2021/09/17電気温水器からエコキュートにするメリット・デメリットを解説!

近年は維持コストの安さなどから電気温水器からエコキュートに交換するご家庭が増加傾向です。
みなさんの中には、電気温水器とエコキュートはともに電気を使ってお湯を沸かす仕組みなのに、どうしてコストに違いが出てくるのか疑問に思う方もいると思います。
この記事では、電気温水器とエコキュートの違い・エコキュートに交換するメリットとデメリット・工事内容・工事費用について分かりやすく解説します。
この記事を読めば電気温水器とエコキュートの違いがしっかり理解できますよ。
電気温水器からエコキュートへの交換を検討中の方はぜひ参考にしてくださいね。

電気温水器からエコキュートにするメリット・デメリットを解説!

電気温水器とエコキュートの違いとは?

まずは「電気温水器」と「エコキュート」の違いについて押さえておきましょう。
どちらも電気を使ってお湯を沸かす点は同じですが、エコキュートは空気から取り入れる熱をも動力源にする点が異なります。
具体的には、「ヒートポンプユニット」という機械で空気の熱を取り込み、冷媒(二酸化炭素)を圧縮させてさらに温度を上げる仕組みです。
このようにエコキュートは電気だけでなく空気の熱を利用するので、電気のみでお湯を沸かす電気温水器に比べて電気代が安くなっているのです。

電気温水器からエコキュートにするメリット

電気温水器からエコキュートに交換する最大のメリットは給湯コストを大幅にカットできることです。

1カ月あたりの電気料金を比較してみましょう。

電気温水器の場合・・・6,000円~7,500円ほど
エコキュートの場合・・・1,500円~2,000円ほど

このように月々の電気料金をなんと三分の一程度にまで抑えることができるのです。
他のメリットとしては

  • 二酸化炭素の排出量が少ないため環境負荷を最小限に抑えられる(自然に優しい)
  • 貯湯タンクに水を溜めておくと災害時などの非常用水として利用できる
  • 補助金制度を利用できる
  • 太陽光発電設備を設置している場合は卒FIT後の選択肢として余剰電力を活用できる

などが挙げられます。

電気温水器からエコキュートにするデメリット

電気温水器からエコキュートに交換するデメリットは導入コストの高さです。
後者は前者に比べると、メーカーの希望小売価格が約50万円高くなります。
それでも10年間使うと光熱費が約79万円カットできるので、長い目で見れば結局回収できますが、初期コストが高いことだけは頭に入れておいた方がよいでしょう。
また、より広い設置スペースが必要になるのもネックです。

貯湯タンクのサイズは両者であまり変わりませんが、ヒートポンプユニットがある分余計にスペースを取ることになります。

電気温水器からエコキュートにする工事費は?

電気温水器からエコキュートにする工事費用は、10万円~15万円ほどかかります。
ただし、設置業者によって金額が違ってきますので、施工を依頼する前に必ず見積書で費用を確認するようにしてください。

電気温水器からエコキュートにする工事内容

電気温水器からエコキュートにする場合の工事内容は次のようになります。

➀電気温水器の撤去作業
撤去の際に処分費用がかかる場合があります。

➁基礎工事(必要な場合)
貯湯タンクやヒートポンプユニットは重量があるので、重みに耐えられるように基礎工事を行なう場合があります。
既にご自宅に設置に耐えられるスペースがある場合はこの作業は不要です。

➂配管工事
追い焚き配管・循環口・ドレン配管を設置します。

④貯湯タンクとヒートポンプユニットの設置作業
貯湯タンクとヒートポンプユニットを設置し、ボルトで固定します。

⑤配管の接続作業
貯湯タンクとヒートポンプユニットを配管で接続します。

⑥電気工事
ブレーカーを設置し、配線の整備を行なってから電力会社に申請します。

⑦リモコンの取り付け
キッチンと浴室のリモコンを取り付けます。

⑧試運転を実施し作動確認を行なう
試運転を行ない、正常に作動しているかを確認します。

⑨操作方法を説明し引き渡す
お客様に操作方法を説明した上で引き渡します。

これで交換作業は一応完了ですが、以下のような追加工事が必要になる場合がありますので注意しておきましょう。

  • 電気温水器の処分
  • 配線や配管の延長工事
  • 分電盤や主幹ブレーカーの交換
  • 浴槽に穴を開ける工事
  • ふろ配管の設置や交換
  • 幹線の交換

まとめ

電気温水器からエコキュートにするのはメリットとデメリットがあります。
ただ、長い目で見ると結局メリットの方が上回ると言えるでしょう。
初期コストが高くても給湯コストの安さで十分回収可能だからです。

弊社は埼玉・東京・神奈川・千葉で電気給湯器の交換などを行なっている「家の電気のスペシャリスト」です。
弊社は累計10,000件もの交換実績がありますので、安心してお任せいただけます。

→エコキュートの交換は「エコキュート交換救急隊」にぜひご相談ください

 

関連記事

  • V2Hと蓄電池の違いは何?メリット・デメリットを徹底解説!V2Hと蓄電池の違いは何?メリット・デメリットを徹底解説! みなさんは「V2H」という言葉をご存知でしょうか?V2Hとは電気自動車を蓄電池代わりにするという近年注目されているソリューションです。V2Hは卒FITの有力な選択肢としても注目されています。とはいえ、まだまだV2Hを知らないという方も多いと思います。 みなさんの中には、「V2 […]
  • エコキュートのメンテナンス方法を8項目に分けて徹底解説!エコキュートのメンテナンス方法を8項目に分けて徹底解説! みなさんはエコキュートのメンテナンスは行っていますか? エコキュートのメンテナンスを怠ると、お湯が濁ったり稼働効率が悪くなったりするだけでなく、最悪の場合は故障の原因になります。 そうならないためには定期的なメンテナンスが欠かせません。 ですが、みなさんの中には「メンテナ […]
  • エコキュートの水圧を上げる方法はある?水圧が弱くなる原因とはエコキュートの水圧を上げる方法はある?水圧が弱くなる原因とは エコキュートの水圧が急に弱くなったと感じていませんか?毎日シャワーを浴びるたび、水圧が弱いとイライラが溜まってストレスを感じることもあるでしょう。今回は、なぜエコキュートの水圧はガスや灯油タイプの給湯機に比べて水圧が弱くなるのか、原因や水圧を上げる方法などについて詳しく解説しま […]
  • エコキュートでバスソルトは使えるの?使えない入浴剤はあるのかエコキュートでバスソルトは使えるの?使えない入浴剤はあるのか 1日の疲れを癒すために、入浴時にはバスソルトや入浴剤を活用する方もいるでしょう。 ですが「エコキュートは入浴剤が使用できない」と聞いたことがあるかもしれません。 本当にエコキュートでは、入浴剤が使えないのでしょうか。 エコキュートの給湯の仕組み エコキュートは、 […]
  • エコキュートの寿命は何年?よくある故障の症状も紹介エコキュートの寿命は何年?よくある故障の症状も紹介 電気給湯器のエコキュートは、空気の熱を利用してお湯を作る、地球にやさしいエコな給湯器で人気が高いです。 しかし、エコキュートは高額なため寿命がどのくらいあるのか心配になりますよね。 ここでは、エコキュートの寿命とよくある故障の症状を中心にご紹介いたします。 エコキ […]
  • エコキュートの水圧が弱い理由や水圧を上げる方法をご紹介!エコキュートの水圧が弱い理由や水圧を上げる方法をご紹介! エコキュートはお湯を沸かす光熱費の安さなど様々なメリットがありますが、ガス給湯器に比べると水圧が弱くなります。 水圧が気になって購入を迷っている方や水圧に物足りなさを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか? エコキュートの水圧を上げる方法はないのでしょうか? 実は […]

contactお問い合わせ

埼玉、東京、神奈川でエコキュートの交換設置なら安心と信頼のエコキュート交換救急隊におまかせください