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2021/09/21エコキュートでの追い炊きは可能!仕組みや注意点を徹底解説

エコキュートは貯湯タンクのお湯と水道水で温度調節するため「追い炊き」はできないと思っている方が多いようです。
確かにエコキュートには足し湯機能が付いており、各メーカーも推奨していますが、実は追い炊き機能が付いているタイプもあるのです。

この記事では、エコキュートの追い炊き機能の仕組み・注意点・足し湯機能との比較などを分かりやすく解説します。
この記事を読んでいただければ、エコキュートの追い炊き機能についてしっかり理解できますよ。

エコキュートの追い炊き機能とは?

エコキュートの「追い炊き機能」とは、ぬるくなったお湯を再度沸かす機能のことです。
古いお湯に熱いお湯を追加するのではなく、装置を通して貯湯タンク内の熱を浴槽のお湯に伝達し、再び加熱するメカニズムになっています。
そのため、古いお湯を貯湯タンク内に戻すこともなく、そのままの状態で再度加熱することができるのです。

エコキュートの追い炊きの注意点

エコキュートの追い炊き機能を使う際の注意点は主に2つあります。

➀貯湯タンク内のお湯の残量が減る

お湯を追加しないのに何故タンクのお湯が減るのか疑問に思われるかもしれませんが、ここでいう残量とは「適温のお湯」の残量のことです。
貯湯タンク内のお湯の熱を伝達して浴槽のお湯を加熱するので、その分貯湯タンクの中にある適温のお湯の量が減ってしまうのです。
残量と使用量のバランスを考えて上手に活用しましょう。

➁水道料金はかからないが電気料金はかかる

既存のお湯を加熱するだけなので、水道料金はかかりません。
その代わり、装置を作動させるのに電気を使用するので、電気料金はかかります。
電気料金が上がり過ぎないように気を付けてくださいね。
水道料金と電気料金を天秤にかけて、コストパフォーマンスの良い使い方をすることが大切です。

エコキュートでの追い炊き以外のお湯を温める方法

実はエコキュートには追い炊き機能以外にもお湯を加熱する方法があります。
次のような方法です。

高温足し湯

エコキュートの「高温足し湯」とは、貯湯タンク内の熱湯と浴槽のお湯を混ぜ合わせて適温に調節する機能のことです。
貯湯タンク内にあるお湯を設定温度まで加熱して供給するシステムなので、水道料金はかかりません。
ただし、貯湯タンク内のお湯が減少するので、次回はいつもより多めに沸かす必要が出てきます。
この場合、翌日の日中にお湯を沸かすと電気料金が上がってしまうので、夜中の内にいつもより多めにお湯を沸かすようにするのがポイントです。
電気料金が安い深夜帯に沸かすようにすれば、余分なコストを抑えられます。

保温

エコキュートには保温機能も付いており、浴槽のお湯の温度が下がらないように自動で加熱し続けるメカニズムになっています。
追い炊き機能とよく似ていますが、手動ではなく自動で加熱し続ける点が大きく異なります。
追い炊き機能は手動で操作し貯湯タンクのお湯の熱を浴槽のお湯に伝達させるシステムですが、保温機能の場合は自動的に加熱をしてくれるのです。
常に継続して加熱し続けるので、冷えた浴槽のお湯を改めて加熱する場合に比べると時間がかからないというメリットがあります。
ただし、電気代が上がるので、その点は気を付けてくださいね。

エコキュートの「追い炊き」と「高温足し湯」はどちらが得?

エコキュートの中には追い炊き機能と高温足し湯機能の両方が付いているタイプもあります。
どちらがお得なのでしょうか?

結論から言えば、後者の方がお得だと言えるでしょう。
その理由をご説明します。

前者では貯湯タンク内のお湯の熱を浴槽のお湯に伝えるメカニズムになっているので、熱が伝達する分だけ貯湯タンク内のお湯の温度は下がることになります。
そうすると、再び加熱しないといけないので電気料金がかかります。
特に深夜帯以外の時間帯に加熱すると電気料金が上がるので、あまり経済的とは言えません。

それに比べると、後者では貯湯タンク内のお湯を浴槽に供給するだけなので、余計な電気料金はかかりません。
電気料金の節約にもなりますし、効率的でもあります。

このように総合的に見ると、コストパフォーマンス的に後者の方に軍配が上がります。

まとめ

以上エコキュートの追い炊き機能について解説しました。
追い炊き機能では新たにお湯を追加しないので余計な水道料金はかかりませんが、電気料金が上がったり、タンク内の適温のお湯の残量が減ったりなどのデメリットもあります。

メリットとデメリットの双方をよく見極めた上で、効率よく活用することが大切です。
もしエコキュートの設置・交換を検討中の方がいらっしゃいましたら、ぜひ「エコキュート交換救急隊」にご相談ください。

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