お役立ちコラム

2021/10/28オール電化は停電に弱い?停電への対処法や事前対策を徹底解説!

オール電化住宅は、家庭で使用するエネルギーの全てを電力で賄うため、「停電に弱い」というイメージがあるかもしれません。ですが、実際にはガス併用住宅もガス使用時には電力が必要なので、オール電化住宅だけが停電に弱いということはないのです。とはいえ、停電すると困るのも事実。オール電化住宅の停電時の対処法や、事前対策の方法などを知りたい方もいると思います。

そこでこの記事では、オール電化住宅の停電対策について徹底解説します。この記事の内容を実践していただければ、停電への備えは万全です。

オール電化は停電に弱い?停電への対処法や事前対策を徹底解説!

オール電化住宅は停電に弱いのか?

オール電化住宅は家庭で必要なエネルギーを全て電力で賄っています。そのため「停電には弱い」というイメージがあるかもしれません。確かに停電時には電化製品をはじめ、照明器具・冷暖房設備・調理用器具などが使えなくなります。
ですが、ガス併用住宅でも各器具の稼働に電気を利用している割合は大きいので、停電時の不便さに関してオール電化住宅と大きな差があるとは言えません。特にオール電化住宅とガス併用住宅で大きく違うのは給湯器やコンロです。
ところが、給湯器やコンロは電池式のもの以外だと着火の際には電力を使用するので、ガス併用住宅の方が停電に強いというわけではありません。

このように、ガス併用住宅でも停電時には多くの器具が使用不能になるので、オール電化住宅のみが停電に弱いということはないのです。

オール電化住宅の停電時にまずすべきこと

オール電化住宅で停電になった際にまずすべきことは、主に次の2つです。

・電源プラグを抜く
・ブレーカーを落とす

復旧した際に電源プラグやブレーカーがそのままだと、火災が生じるおそれがあります。ブレーカーを落としておけば基本的に大丈夫ですが、電源プラグも抜いておけばより安心です。

復旧時にブレーカーを元に戻す際には、最初に大きなブレーカーを上げてから小さなブレーカーを上げるようにします。万が一、上げてもすぐに落ちてしまう不具合があれば、配線トラブルの可能性があるため、電力会社に連絡しましょう。

オール電化住宅の停電時の対処法

ここでは、停電になった際の対処法をご紹介します。

携帯電話編

停電時には携帯電話の充電ができなくなるので、少しでも電源を長持ちさせるために省電力モードに切り替えておきましょう。携帯電話でもっとも電気を消費するのは液晶画面なので、液晶画面の明るさを下げておくと節電になります。

また、非常時に備えてバッテリーを用意しておくのもおすすめです。替えのバッテリーがあるといざという場合に対応できます。

トイレ編

トイレには停電時に使用できるタイプと使用できないタイプがあります。

便座の後ろに貯水用のタンクが付いているタンク式トイレは、停電時でも使用可能です。
タンク式以外のトイレやパネルで操作するタイプのトイレは、停電時には使用不能になってしまうので注意してください。

電気を使用するタイプのトイレでも、手動レバーが付いているタイプがあるため、説明書などで確認しておきましょう。

手動レバーが使えない場合は、タンクに直接水を流し入れて洗浄するやり方もあります。
手順は次の通りです。
➀5~8リットル(バケツ1杯分ほど)の水を、周囲に飛び散らないように気を付けながら便器の中心に流し入れる
➁3リットルほどの水を流し入れて水位を維持する
➂2~3回に1回ほどは流し入れる水の量を多めにして、配管が詰まらないように注意する

便器に流し入れる水はエコキュートの貯湯タンクに溜まっているものを使用できますので、水道が止まった場合も安心です。

お風呂編

オール電化住宅の場合は、停電前から給湯器に溜まっているお湯をシャワーなどで使用することが可能です。ただし、温度調節ができないので、使用する際には火傷をしないように注意しましょう。水道が止まっている場合は、お風呂の蛇口やシャワーのカランからお湯を出すことはできません。
しかし、貯湯タンクに備え付けられている非常用の取水栓を開けて、中のお湯を取り出すことができます。

オール電化の停電対策で必要なもの

停電対策のために以下のものを備えておきましょう。

・非常用飲料水
ご家族1人当たり2リットルの飲料水を用意しておきましょう。

・懐中電灯
停電すると照明器具も機能停止するので、懐中電灯は必須です。「携帯電話の照明を利用すればよい」と思う方もいるかもしれませんが、非常時には携帯電話の電源を少しでも節約する必要があるのでおすすめできません。

・ラジオ
ラジオは災害時の情報収集に役立つので用意しておきましょう。停電時にはテレビやデスクトップ型のパソコンは使えません。

・スマホの予備のバッテリー
スマートフォンの予備のバッテリーを用意しておくと安心です。停電時には充電ができないので、予備のバッテリーは大変重宝します。

・ガスコンロ
オール電化の住宅では停電時に調理器具が使えなくなってしまうので、ガスのカセットコンロが必需品です。カセットボンベも多めに用意しておくと安心です。

・乾電池
懐中電灯用などで必要になるため、単1から単4までのタイプを万遍なく用意しておきましょう。乾電池はモバイルバッテリーの充電にも役立ちます。

・非常食
停電時は調理ができなくなるため、ビスケットなどの非常食を用意しておくのがおすすめです。

・非常用トイレ
オール電化住宅では停電時にはトイレが使えなくなるので、使い捨ての非常用トイレがあると安心です。また、エコキュートの貯湯タンクに溜まっているお湯はトイレを洗い流すのに使えます。

まとめ

以上オール電化住宅の停電対策について解説しました。

オール電化住宅はガス併用住宅に比べて、特に停電に弱いわけではありません。しかし、停電時に困るのは確かです。日頃から必要なものを用意したり、いざという場合の対処法をシミュレートしたりしておくことをおすすめします。

非常時にも役立つエコキュートの設置・交換を検討されている方は「エコキュート交換救急隊」にぜひご相談ください。
当社は埼玉・東京・神奈川・千葉でエコキュートなどの交換を行なっている「家の電気のスペシャリスト」です。累計10,000件もの交換実績があるため、安心してお任せいただけます。

エコキュート交換設置・オール電化についてはこちら

関連記事

  • お風呂給湯・ガスと電気の見分け方とは?どっちが良いのか比較しようお風呂給湯・ガスと電気の見分け方とは?どっちが良いのか比較しよう 必要なときにお湯が使える給湯器は便利ですよね。 この給湯器はお湯を沸かすための熱源によりいくつかの種類に分かれます。 一般的に使われているのは「ガス」「電気」「石油」の3種類です。 今回、この中から「ガス」と「電気」の給湯器の違いや特徴、コストなどについて比較します。 […]
  • 電気温水器からエコキュートにするメリット・デメリットを解説!電気温水器からエコキュートにするメリット・デメリットを解説! 近年は維持コストの安さなどから電気温水器からエコキュートに交換するご家庭が増加傾向です。 みなさんの中には、電気温水器とエコキュートはともに電気を使ってお湯を沸かす仕組みなのに、どうしてコストに違いが出てくるのか疑問に思う方もいると思います。 この記事では、電気温水器とエコ […]
  • エコキュートの施工とは|設置の流れや追加費用が必要なケースを解説エコキュートの施工とは|設置の流れや追加費用が必要なケースを解説 「エコキュートの施工内容は?」 「どれくらいの費用がかかる?」 ガス・石油給湯器からエコキュートへの変更を考えている方や、家を建てる際にエコキュートの導入を考えている方もいらっしゃるでしょう。 エコキュートの施工内容がわかれば、必須の工事内容がわかるはずです。 余計 […]
  • エコキュートの掃除方法を徹底解説!ポイントは3つの部分ごとにエコキュートの掃除方法を徹底解説!ポイントは3つの部分ごとに エコキュートを長く使っていくためには定期的にお掃除をすることが大切です。 掃除を怠ってしまうと、故障の原因になったり濁ったお湯が出てきたりなど、様々な支障が生じるおそれがあります。 でも、どうやって掃除していいか分からないという方もいらっしゃると思います。 そこでこの […]
  • エコキュートは電気代節約になる?節約するためにできることとはエコキュートは電気代節約になる?節約するためにできることとは エコキュートを導入したのに電気代が高くなってしまった家庭もあるでしょう。 電気代の節約になるといわれたのにどうしてか、疑問に思うかもしれません。 エコキュートと電気代についてまとめ、電気代の節約方法を解説します。 エコキュートの仕組み エコキュートは、貯湯ユニッ […]
  • エコキュートの設置前に確認すべきことは何?設置手順をチェック!エコキュートの設置前に確認すべきことは何?設置手順をチェック! 光熱費も安くできて地球環境にも優しいエコキュートに、現在使用しているガス給湯器から交換したいと考えている方は少なくないと思います。 他の給湯器からエコキュートに交換するには、必ず設置工事が必要です。 このコラムでは、エコキュートの設置前に確認すべきことを調査し解説します […]

contactお問い合わせ

埼玉、東京、神奈川でエコキュートの交換設置なら安心と信頼のエコキュート交換救急隊におまかせください