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2021/07/02エコキュートの選び方は?容量やサイズなどポイントを紹介します!

エコキュートが登場してから、各メーカーから様々な種類のエコキュートが販売されています。種類が多いため、どれを選んだら良いかわからない!という方も多いのではないでしょうか?自分に合ったエコキュートを選ぶためには、機能・容量・お住いの環境などを知ることが大切です。今回の記事では、エコキュートの選び方について紹介します。

 

 

エコキュートの機能の選び方

 

まず1つめのポイントは、エコキュートを機能で選ぶ方法です。エコキュートの機能は3種類ありますので、それぞれを詳しく見ていきましょう。

 

フルオート

フルオートとは、お湯張り・保温・たし湯までを自動運転するタイプのエコキュートです。ボタンを1つ押すだけで、お湯張りがスタートし、設定のお湯の温度や量にしてくれます。
ボタンを押すだけで全て自動で行ってくれるため利便性は高いですが、設定を変えないと不要な時まで追い炊きやたし湯が行われるため、光熱費が余計にかかることもあります。

 

オート

オートは自動で保温やたし湯はできませんが、お湯張りは可能なタイプのエコキュートです。自動で行える機能が少ない分、フルオートと比較すると商品価格が安いです。お湯の量が少なくなったり、温度が下がってきたりしたら、自分で調整しなくてはなりませんが、必要ない時に保温やたし湯がないため、光熱費の無駄は省けます。

 

給湯専用

給湯専用タイプは、蛇口をひねって給湯するタイプのエコキュートです。紹介した3種類の中では一番低価格です。価格を抑えて設置したい方にお勧めのエコキュートです。
蛇口を締め忘れて浴槽からお湯が溢れるのを防ぐために、お湯の量を設定できるものや、音声やメロディーで給湯完了を知らせてくれるタイプのもあります。

 

エコキュートの容量の選び方

エコキュートは電気料金の安い深夜にお湯を沸かして、タンクに貯めます。日中はタンクに貯められたお湯を使用するため、使用中にお湯不足にならない容量を選ぶことが大切です。
使用人数と容量の目安は次の通りです。

●1人…150~200ℓ
●2~3人…300ℓ
●3~4人…370ℓ
●4~5人…460ℓ
●5~7人…550ℓ

こちらはあくまでも目安なので、お湯をたくさん使うご家庭や、来客が多かったり、今後家族が増えたりする可能性があるという場合は、現状の人数のものよりも大きめの容量のエコキュートを選ぶのをお勧めします。

 

エコキュートタンクの形状の選び方

エコキュートは貯蔵タンクとヒートポンプユニットを設置する必要があるため、ご家庭の設置できるスペースに合わせた形状を選ぶ必要があります。
標準的なものは、貯蔵タンクとヒートポンプユニットとを分けて設置します。設置スペースが狭い場合は、薄型タイプや貯蔵タンクとヒートポンプユニットが一体化したものなどもありますので、設置スペースに合ったタイプを選びましょう。

 

角型タイプ

一番オーソドックスなエコキュートタンクの形状は角型タイプです。大きなロッカーのように四角い形をしているタンクで、こちらの角型タイプは容量が300L~550Lまで幅広く展開されています。
一緒に設置するヒートポンプユニットはエアコンの室外機のような形をしています。

 

薄型タイプ

少しでも設置スペースを抑えたいという場合は、薄型タイプがおすすめです。スタイリッシュな見た目は若者に人気が高く、タンクの奥行きを減らしたスリムな形状になっています。
角型より容量の種類は減りますが、180L・370L・430Lの3種類がメインとなります。

 

エコキュートライト

ワンルームやアパートなど設置場所がかなり限られている場合はエコキュートライトがあります。こちらは180Lに限ったサイズ展開ですが、このタイプであれば室内にも設置することが可能です。

 

お住まいの地域ごとのエコキュートの選び方

見てきた通り、機能や容量を見ながらご自分の家に合ったタイプのエコキュートが見つかると思います。
最後に、エコキュート選びのポイントで忘れてはいけないのが設置地域に合ったエコキュートを選ぶ必要があるということです。エコキュートメーカーのホームページを見てみると、「耐塩害地域仕様」「寒冷地仕様」というものがあることに気づくと思います。
海が近い地域と寒い地域に限ってはこちらの仕様のエコキュートを選ぶことをおすすめします。

 

耐塩害地域仕様

潮風でも錆びないように防錆処理を施したエコキュートを「耐塩害地域仕様」と呼びます。
設置予定の場所に潮風が直接当たるか当たらないかで仕様が変わってきます。

●直接潮風が当たらない場合
内海(瀬戸内海など)から300m未満なら耐塩害仕様、300m以上なら標準となります。外海の300m未満の場合は耐塩害仕様では対応していませんが、500m~1kmの立地であれば耐塩害仕様が可能になります。離島では500m以上離れている場合のみ、耐塩害仕様でご利用可能です。

●直接潮風が当たる場合
内海から300m未満は耐塩害仕様では対応しておりません。300m以上500m未満なら耐塩害仕様となり、500m以上の場合は標準仕様になります。外海から500m以上1km未満の場合は耐塩害仕様をご利用頂けますが、500m未満では耐塩害仕様ではご利用いただけません。離島では直接潮風に当たる立地ではご利用になれないということになります。

また、耐塩害仕様でもサビの発生に対して万全というわけではありません。心配な場合は各メーカーや設置業者に相談しましょう。

 

寒冷地仕様

寒い地域に特化したエコキュートを「寒冷地仕様」と呼びます。各メーカー-25℃程度の寒さに対応していますが、-20℃を下回る場合はタンクの部分を室内に置くようになります。
他にも積雪の対策としてヒートポンプユニットを高いところに設置するなどの配慮が必要となるため、工事費はかさんでしまいます。
もともとエコキュートは外気の熱を圧縮し、高温にして熱湯を作るものですので、外気温が低い地域では熱効率は悪くなってしまうことをご留意ください。

 

まとめ

エコキュートを選ぶ際は現在のご自宅の状況や地域性を理解し設置することが必要となります。種類が多く結局分からない!といった場合はぜひ、エコキュート交換救急隊にご相談ください!お客様の要望に沿ったエコキュートのご提案をさせていただきます。

 

おすすめのエコキュート交換はこちら

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