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2021/11/26エコキュートのお湯が出ない原因・対処法・予防策を徹底解説!

「エコキュートのお湯が出ない」
みなさんは、そんなご経験はありませんか?毎日の生活に欠かせないものだからこそ、突然エコキュートからお湯が出なくなったら、とても困りますよね。

エコキュートからお湯が出なくなるのには
・貯湯タンクのお湯がなくなっている
・配管が凍結している
など、いくつかの原因が考えられます。

この記事では、エコキュートからお湯が出なくなる原因や、お湯が出なくなった場合の対処法などについて、徹底解説します。この記事を読んでおけば、いざという場合に役立つかもしれません。

エコキュートのお湯が出ない原因・対処法・予防策を徹底解説!

エコキュートのお湯が出ない原因は?

エコキュートのお湯が出ない原因は、主に4つあります。

貯湯タンクのお湯がなくなっている

お湯が出ない代表的な原因です。
エコキュートは、電気料金の安い夜間にお湯を溜める仕組みになっているため、タンクに溜まっている分のお湯しか使えません。従って、もしタンク内のお湯を全て使い切ってしまうと、お湯が出てこなくなります。水しか出てこなくなったら、リモコンを使ってお湯の残量を確認しましょう。

ストレーナーにゴミが詰まっている

貯湯タンクの給水口には「ストレーナー」と呼ばれるゴミを取る装置が付いています。この装置にゴミが詰まるなどして塞がってしまうと、お湯が出なくなることがあります。
こうした場合には、ストレーナーを確認してゴミを取り除けば、元のように蛇口からお湯が出るようになるでしょう。普段から小まめに掃除しておくと、詰まりを防ぐことができます。また、ストレーナーの設置場所や掃除方法は機種ごとに異なるため、説明書を読んで確認してください。

配管が凍結している

エコキュートは、貯湯タンクに溜めたお湯を蛇口まで流す仕組みになっているため、配管が凍ってしまうとお湯が出なくなります。特に真冬の時期や寒さの厳しい地域では、夜間に急激に気温が下がり、凍結しやすい傾向があります。

「夜寝る前は普段通りお湯が出たのに、朝起きてみるとお湯が出なかった」といった場合には、凍結を疑ってみましょう。日中になって気温が上がると、お湯が出るようになります。

日中まで待たずにお湯を使いたい場合は、凍結している可能性がある部分にぬるま湯をかける方法で対処可能です。ただし、熱すぎるお湯をかけると配管を傷める危険があるため、気を付けてくださいね。

エコキュート本体の故障や設置ミス

➀~➂の原因がないのにお湯が出ない場合は、本体が故障している可能性があります。故障の場合はリモコンにエラーコードが表示されることがあるため、確認してください。また、設置したばかりなのにお湯が出ないケースは、設置ミスが原因かもしれません。設置を行った施工業者に連絡すれば、保証期間内なら無料で修理を行ってくれます。

エコキュートのお湯が出ないときの対処法

お湯が出ないときは、以下の方法で対処してください。

お湯が出なくなった原因を調べる

お湯が出なくなったら、まずは原因を調べることが大切です。
すでにご紹介した、以下の原因をチェックしてみましょう。

・貯湯タンクのお湯がなくなっている
・ストレーナーにゴミが詰まっている
・配管が凍結している
・本体の故障や設置ミス

お湯だけでなく、水も出なくなった場合は、凍結だけでなく断水の可能性もあります。お住いの地域の自治体や水道局が断水のお知らせを出していないかを確認してください。

修理や買い替え

お湯が出ない原因が分からない場合は、エコキュートの本体が故障している可能性があります。自力で直すのは難しいため、メーカーや修理業者に依頼して修理してもらいましょう。
修理が難しい場合や寿命が来ている場合は、買い替えを検討してください。ヒートポンプユニットは5年から10年、貯湯タンクは10年から15年ほどが寿命の目安です。

エコキュートの凍結予防策3選

冬場に起こりがちなのが、エコキュートの凍結です。
ここでは、凍結を防ぐ方法を3つご紹介します。

水をちょろちょろ出す

蛇口を少しだけ開けて、水をちょろちょろと出すようにすれば、配管内の水が流動するため凍りにくくなります。出す水の量は1分間にコップ一杯分(200mlほど)を目安にすると良いでしょう。
常に水を出すのは水道代が気になるかと思いますが、上記のような量だと100円以下で済むので安心してください。

浴槽にお湯や水を張ったままにする

お風呂に入った後に、排水せず浴槽に水を張ったままにしておくと、凍結対策になる場合があります。フルオートタイプでは、外の気温が約3度以下になると、風呂配管の凍結予防運転を自動で開始する機種があるためです。この機能が作動すると、配管内部の水が流動し、凍結するのを防いでくれます。

配管の保温対策

凍結した場合に、その都度対処するのではなく、恒久的に凍結を予防するには配管の保温対策がおすすめです。各配管は断熱材によって覆われていますが、経年劣化などで断熱材が破損すると、凍結しやすくなります。断熱材の破損を発見した場合は、メーカーなどに連絡して補修してもらいましょう。

また、以下のようなアイテムを使用するのも効果的です。

配管保温保護カバー

配管の外側から取り付けて、保温するカバーです。ホームセンターで購入できる他、誰でも簡単に取り付けられるため、比較的お手軽な保温対策といえるでしょう。

凍結防止用ヒーター

配管にヒーターを取り付けることで、凍結を防ぐ道具です。これを取り付けておけば、気温が一定以下になるとヒーターが自動的に作動し、配管を温めて凍結を防いでくれるのです。電気屋さんに依頼すれば、取り付けてくれます。費用は長さ次第で異なり、数千円から2万円ほどかかります。

まとめ

以上、エコキュートのお湯が出ない原因や対処法について、解説いたしました。
お湯が出なくなった場合、まずは原因を突き止めて適切に対処することが大切です。原因が分からない場合は、故障の可能性があるため、業者に修理を依頼しましょう。

もしエコキュートのことでお困りの方がいらっしゃいましたら、「エコキュート交換救急隊」にぜひご相談ください。

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