お役立ちコラム

2022/03/23エコキュートのお湯の減りが早いのはどうして?修理は必要?

エコキュートを使っていると、お湯の減りがいつもより早く感じることがあります。
普段よりたくさんお湯を使っているわけでもないのに、お湯の減りが早くなる理由を解説します。

お湯の減りが早い場合で、修理が必要な場合と修理不要な場合についてもまとめます。

エコキュートのお湯の減りが早いのはどうして?修理は必要?

エコキュートの仕組み

エコキュートのタンクの中には、約70~90度の熱湯が溜まっています。
このお湯を水で希釈し、操作パネルなどで設定した湯温になった適温のお湯が蛇口から吐出されます。

タンク内のお湯は常に満水になっているのではなく、通常1週間のお湯の使用量から計算された量を沸き上げる仕組みです。
例えば、旅行などでお湯を使う量が少ない場合は、沸き上げる湯の量が少なくなる場合もあります。

冬は減りが早い

一般的に、冬場は夏場などに比べるとエコキュートのお湯の減りは早くなります。
これは気温が低いため、タンクに貯めてある湯が冷めてしまうためです。

タンクは断熱材などにより保温されていますが、それでも少しずつ湯は冷めていきます。
90度の湯から40度の湯を作る場合と70度の湯から40度の湯を作る場合とでは、使用する湯の量が違います。

このような理由により、夏場より冬場の方がタンクの湯の減りは早いため、このケースでは修理する必要はありません。

保温や追い炊き機能を使用している

お風呂に湯をはり保温機能を使い適温に保とうとする場合、エコキュートではタンク内のお湯の熱を使い、お風呂の湯を温めています。
当然、冷めたお風呂の湯を温めるので、タンクの湯の温度は少しずつ下がります。

結果として、冬場にお湯の減りが早くなるのと同じような状況が生まれます。
追い炊き機能も同じような仕組みで行うため、やはりタンクのお湯の量が減りやすくなります。

保温や追い炊き機能を使うことでお湯の減りが早い場合も、修理は不要です。
気になる場合は保温や追い炊き機能の利用を控え、熱めの湯を足した方がタンク内のお湯の節約になります。

旅行などでしばらくエコキュートを使っていなかった場合

エコキュートの多くが、1週間程度のお湯の使用量を判断し沸き上げるお湯の量を変化させています。
そのため、旅行などでしばらくお湯を使わない日が続くと、沸き上げるお湯の量が減る場合があります。

沸き上げ停止機能などを活用することで、帰宅時には満水まで沸き上げてくれます。
2週間程度の旅行までなら、沸き上げ停止機能を活用すると良いでしょう。

ただし2週間以上の不在時はエコキュートを止め、タンク内の水を抜く必要があります。
特に、沸き上げ停止などの措置をせずに長期不在したことが理由でお湯の減りが早い場合も修理は不要です。

配管の熱湯洗浄

エコキュートの中には、配管に熱湯を通し自動的に洗浄する機能を備えたものがあります。
タンク内にある熱湯を使い熱湯消毒する機能で、10リットルほどのお湯を消費します。

この機能が作動することで、タンクのお湯が急激に減る場合があるのです。
この起動の作動によるお湯の減少も、修理の必要はありません。

漏水によるもの

エコキュート周辺には給水や給湯のための水の通り道としていくつかの管があります。
これを配管といいます。
配管に何かしらの理由で亀裂が入ったり、配管と配管を繋ぐ接続部分から水漏れが発生したりすることがあります。

このような水漏れが起こっていると、タンク内のお湯も漏れ出ることがあります。
もし、タンクのお湯の減りが早く、エコキュートのタンク回りに水たまりがあるようでしたら漏水の可能性があります。

漏水が疑われるときには、点検・修理してもらいましょう。

三方弁の故障

三方弁というのはエコキュートのタンクの下の部分に取り付けられる部品です。
タンクの下に溜まっている水をヒートポンプという装置に送り、ヒートポンプから送られてきたお湯をタンクの上に送ります。

三方弁を制御している基盤が、タンクからヒートポンプに送る水がお湯になったと判断すれば、沸き上げ完了と判断されます。
この三方弁が壊れてしまうと、本来タンクの上に貯めていくお湯をタンクの下に流してしまいます。

その結果、沸き上げ完了になっていないのに、沸き上げが終わってしまうのです。
三方弁そのものの故障の場合と、制御する基盤の故障の場合があります。
どちらの場合も点検・修理が必要です。

まとめ

エコキュートのお湯の減りが早い場合、まずはエコキュートのタンク周辺に異常がないか、エラーメッセージなどが出ていないかを確認します。

漏水や三方弁、基盤の故障などがある場合は、これらをチェックすることで発見できる可能性があるためです。

それ以外の理由でお湯の減りが早い場合は、特に修理は不要でしょう。
エコキュートは不具合が起こると、日々の生活に不便を感じる設備です。

定期的なメンテナンスを実施し、不具合が見つかったら、すぐに業者へ修理を依頼した方が良いでしょう。

 

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