「エコキュートの施工内容は?」
「どれくらいの費用がかかる?」
ガス・石油給湯器からエコキュートへの変更を考えている方や、家を建てる際にエコキュートの導入を考えている方もいらっしゃるでしょう。
エコキュートの施工内容がわかれば、必須の工事内容がわかるはずです。
余計な費用を支払う心配がなくなり、導入コストを抑えられる可能性があります。
そこで本記事では、施工前から工事内容までの手順と、工事の注意点を解説します。
賢くエコキュートを導入するために、事前にエコキュートの施工内容を見ておきましょう。
目次
下記の表は、エコキュートの施工準備から使用開始までの流れです。
1.現地調査 | 業者が自宅に来て、エコキュートの設置場所を確認する
分電盤・洗面所・お風呂などを見る。 |
2.見積もり | 現地調査の内容をもとに見積もりする。 |
3.電力会社へ申請 | 業者が電力会社へ契約変更手続きを申請する。 |
4.設置工事 | 既存の給湯器を取り外し、エコキュートを設置する。 |
5.使い方の説明 | 設置工事が終わったあと、使い方の説明を聞く。 |
6.支払い | 指定の方法で支払う。
クレジットカードやローン払いも可能なケースが多い。 |
7.使用開始 | 基本的に、設置工事の日からお湯は使える。 |
エコキュートを設置する標準工事は、以下の流れで行います。
1. 既設の給湯システムを撤去
2. 本体を設置する基礎部分の工事を行う
3. エコキュート本体とヒートポンプユニットを設置する
4. 電気コードの配線や接続の工事を行う
5. 水やお湯が通る配管の工事を行う
6. リモコンを取り付ける工事を行う
7. 正しく動くかどうかチェックするための試運転
標準工事は、一般的に最初から含まれている工事内容・費用です。
新築でない場合は、既設の給湯システムを撤去しなければなりません。
まず既設の給湯システムの水抜きをし、水を抜いている間にリモコンを撤去するのが一般的です。
そのあと、電気コードや配管を外し、既存の給湯システムを撤去します。
エコキュートを置く土台となる、コンクリートの基礎工事を行います。
基礎工事には「エコベース」「土間打ち(現場打ち)の2種類があります。
エコベースは、既製品のコンクリートブロックとアルミのプレートを組み合わせ、その中にコンクリートを流し込むタイプの土台です。
土間打ちは、一から鉄筋を組み、コンクリートを流し込んで作ります。
エコベースの方が早く安価にできますが、地盤のゆるい土地には使用できません。
エコキュート本体(貯湯タンク)を搬入し、本体と土台が水平になるようにアンカーボルトを打ちつけます。
そのあと、エアコンの室外機の見た目によく似た「ヒートポンプユニット」を本体の横に設置します。
分電盤から電源コードを分岐させ、本体へ配線します。
エコキュート本体の電源部分のフタを開けたら、まずは電源コードの接続です。
感電や発火を防ぐ「アース線」を取り付けたら、本体とヒートポンプユニットを電源コードでつなげます。
最後に、室内のリモコンにつながる電源コードを取り付けたら、電気工事は完了です。
エコキュートに水を送るための給水配管と、お湯を送る給湯配管を取り付けます。
追い焚き機能がある場合は、浴室にお湯を入れるための浴室配管・風呂アダプタを設置します。
ただし風呂アダプタ工事は、標準工事に含まれていない場合がほとんどです。
最後に、エコキュート・ヒートポンプユニット間で水とお湯を送る「ヒートポンプ配管」を取り付けます。
キッチンや浴室にリモコンを設置します。
防水のためにリモコンのまわりをコーキング材で埋めたら、全体の設置工事は完了です。
工事後は、電源を入れてリモコンの表示に問題がないか確認し、音声ガイダンスが流れるかどうか試運転します。
また、ヒートポンプ配管の空気を抜き、水を送る沸きあげが正常に行われるかもチェックします。
試運転で動作に問題がなければ、使い方の説明をして終了です。
エコキュートの設置費用は、本体価格と標準工事込みで提示される場合がほとんどです。
エコキュート(ヒートポンプユニット含む)の価格は、容量・機能によって幅がありますが、約20万円~40万円程度が一般的でしょう。
標準工事費用は、約10万円〜20万円程度が一般的です。
そのため、本体価格と標準工事を合わせて総額30万円~60万円程度になります。
追加工事・費用が発生する主なケースは、以下の通りです。
● ケース1|既存の分電盤が200Vに対応していない場合は「分電盤工事」が必要
● ケース2|追い焚き機能付きにする場合は「風呂アダプタ工事」が必要
● ケース3|通常の搬入が困難な場合は「特殊運搬費用」が必要
事前に確認しておけば、予想外の出費を防げます。
既存の分電盤(ブレーカー)が200Vに対応していない場合は、必ず分電盤工事をしなければなりません。
分電盤工事は、追加で3万5,000円〜6万円程度かかるケースが多いです。
また200Vの配線が引き込まれていないと、さらに追加で2万5,000円~5万5,000円程度かかります。
追い焚き機能付きにする場合は、風呂アダプタ工事が必要です。
風呂アダプタ工事は、約1万円~1万5,000円程度かかるケースが多いでしょう。
工事では浴槽に穴を空け、アダプタ(お湯が出てくるところ)を設置します。
多くのご家庭で必要になる風呂アダプタ工事ですが、標準工事に含まれていないケースが多いです。
自宅まわりが狭い道だったり、エコキュートの設置場所までに障害物があったりする場合は、特殊運搬費用がかかります。
例えばユニック車(クレーンを装備したトラック)を使用して搬入するケースなどです。
一般的に現地調査の際に見積もりが行われるので、心配な場合はその場で質問しておきましょう。
知らないうちに追加費用に含まれているかもしれません。
本記事では、エコキュートの施工内容や追加工事が必要になるケースについて解説しました。
初めてエコキュートを設置する場合は、必ず基礎工事が必要になります。
地盤がゆるくなければ安価な「エコベース」を選択できるため、知っておくと業者に伝えて費用を抑えられるでしょう。
このように、エコキュートの施工前に工事内容を知っておくと、希望に沿った施工にしやすくなります。
→エコキュートの交換設置は「エコキュート交換救急隊 」にぜひお任せください!
埼玉、東京、神奈川でエコキュートの交換設置なら安心と信頼のエコキュート交換救急隊におまかせください
Tel.0120-978-054
受付時間:9時~18時