お役立ちコラム

2022/02/18エコキュートはエア抜きが必要?手順や注意点をチェック

エコキュートは、空気の熱をヒートポンプユニットで取り込んで水の温度を上げ、貯湯タンクでお湯を保存するという仕組みの電気給湯器です。つまり、単に電気でお湯を沸かす給湯器と異なり、空気を取り込むという機能が搭載されているので、エア抜きというメンテナンスが必要になります。
ここでは、エコキュートのエア抜きの必要性やメンテナンスの手順、注意点を紹介します。

エコキュートはエア抜きが必要?手順や注意点をチェック

エコキュートのエア抜きとは?

エコキュートのエア抜きとは、ヒートポンプユニットの配管や貯湯タンクに貯まった空気を抜くという作業です。エコキュートの貯湯タンクやヒートポンプユニット内の配管は水で満たされています。しかし、ヒートポンプユニットは空気の熱を取り込み、その空気を吸収する空気熱交換機の自然冷媒を圧縮してお湯を作るため、使い続けていると配管内に空気が溜まってしまいます。配管に空気が混ざると、圧縮する際に空気を噛む状態になるためお湯が循環しづらくなってしまうのです。この状況を改善するのが、エコキュートのエア抜きです。

エコキュートのエア抜きが必要な理由

空気が混ざっていても、お湯が使えるのであれば問題ないと思う方もいるかもしれません。しかし、エア抜きが必要な理由があります。ここでは、その理由を紹介するので、必要性を感じないという方はチェックしておきましょう。

機能が正常に作動しなくなることがある

ヒートポンプユニットに混ざる空気の割合は、使用年数や使用環境によって異なるため、多少空気が混ざっている程度ではエコキュートを使うのに支障が出ることはありません。しかし、溜まった空気は自然に抜けることがないので、使うほどに溜まっていきます。すると、お湯が使えなくなったり、設定した温度にならなかったり、機能が正常に作動しなくなることがあるのです。今は大丈夫でも、エアが溜まった状態を放置すると、いきなりお湯が使えなくなることがあるので、数ヶ月に1回の割合でエア抜きを行う必要があるのです。

ヒートポンプ内の汚れを出すため

エコキュートに限ったことではありませんが、ヒートポンプユニットの配管内には、水垢や水道水の不純物が蓄積していきます。そのまま使っても健康被害が起こるわけではありませんが、やはり配管内が汚れた状態というのは気持ち良いものではありません。エア抜きをすると、空気とともに汚れを取り除けるので、配管内を掃除できてきれいな状態で使えるようになります。汚れが溜まってしまうと、それが故障の原因になることもあるため、定期的なエア抜きが必要になるのです。

エコキュートのエア抜きの手順

エコキュートのエア抜きは、ヒートポンプユニットと貯湯タンクでそれぞれ手順が異なります。そのため、まずはどちらのエア抜きが必要かを確認し、各手順に沿って行ってください。

ヒートポンプユニットのエア抜き方法

ヒートポンプにエアが溜まった場合は、ユニット内のお湯(水)を抜いてエア抜きをします。ユニットの側面に水抜き栓が付いているので、この栓を少しずつ回してお湯(水)を出しましょう。最初は空気が混ざったお湯(水)が出てくるので、そのまま放置してください。しばらく経って、空気の混ざっていない水が排出されるようになれば、エア抜き完了です。

貯湯タンクのエア抜き方法

貯湯タンクのエア抜きは、ヒートポンプユニットよりも工程が多いので、一つずつ確認しながら行っていきましょう。

  1. 貯湯タンクの下部にある排水栓を閉める
  2. 排水栓が閉まっているのを確認したら、給水栓を開栓してタンク内に水を入れる
  3. タンクの上部に設置されている逃し弁のレバーを上げて排水口から水を出す
  4. 排水口から出る水に空気が混ざらないようになったら、レバーを下げて排水を止める

エア抜きについての注意点

エア抜きは特別難しいものではありませんが、注意点が2つあるのでチェックしておきましょう。

熱湯が噴き出すことがある

自動保温などお湯の温度を保つ設定している場合、タンク内のお湯は熱くなっています。その状態で栓を開いてしまうと、熱湯が噴き出すことがあるので、必ずタンク内のお湯の温度が下がっているかを確認し、水抜き栓を開けるときはゆっくりと開けるようにしましょう。

定期的にメンテナンスをする

不具合が起こってからエア抜きをするというスタンスでは、エコキュートの故障リスクが高まります。定期的にメンテナンスをしていれば、修理費用がかかることもないので、1年に1回から2回はエア抜きを行ってください。

エコキュートのエア抜きはプロに依頼しよう

エコキュートのエア抜きを怠っていると、お湯が使えなくなったり配管内に汚れが溜まったり、最悪の場合は給湯器本体が故障してしまう可能性があります。そのため、エア抜きは定期的に行わなければなりません。しかし、工程自体はそれほど難しくはないものの、機械の設定をチェックしなかったり、慌ててエア抜きをしたりすると熱湯が出て危険です。自己流では、どんなトラブルが起こるか分からないので、エア抜きは業者に頼む方が安全でしょう。

→エコキュートのメンテナンスや交換は「エコキュート交換救急隊 」にぜひお任せください!

関連記事

  • ダイキンエコキュートのおすすめポイント!ダイキンエコキュートのおすすめポイント! こんにちは! エコキュート交換救急隊です^^ 散々今日は寒くなる!と脅されて(?)きましたが、今横浜は日が出てきました^^ うっかり油断しちゃいそうになりますが、今日の夜から荒れるそうですね! お仕事で遅くなる方々、くれぐれもお気を付けください! 明日の朝が心 […]
  • 薄型エコキュートのメリット・デメリット7選!角型との比較も紹介薄型エコキュートのメリット・デメリット7選!角型との比較も紹介 設置場所が狭く角型を置けないため、薄型エコキュートを検討していませんか? スペースが狭くて角型を置けない場合、必然的に薄型を選ぶ必要があります。 そこで本記事では、薄型エコキュートのメリット・デメリットや向いている家庭の特徴を解説します。 角型の特徴と比較して、エコキ […]
  • エコキュートの電源が入らない原因と症状別の対応策エコキュートの電源が入らない原因と症状別の対応策 「急にエコキュートの電源が入らなくなって焦った」というご経験はありませんか? いつも当たり前のように動いているエコキュートの電源が入らなくなると、とても不安になりますよね。ですが、原因と症状に応じた対応策を知ることで、しっかり対応できるので安心してください。 この記事で […]
  • エコキュートの配管で重要なヒートポンプ配管のトラブルを防ぐには?エコキュートの配管で重要なヒートポンプ配管のトラブルを防ぐには? エコキュートの配管はすべて設置してもらう業者にお任せと思っていませんか? しかし業者によっては専門知識を持ったスタッフがいない場合もあります。 特にヒートポンプの配管でトラブルが起こりやすいので、どのような配管を使用しているか確認したほうがよいでしょう。 今回は、 […]
  • V2Hと蓄電池の違いは何?メリット・デメリットを徹底解説!V2Hと蓄電池の違いは何?メリット・デメリットを徹底解説! みなさんは「V2H」という言葉をご存知でしょうか?V2Hとは電気自動車を蓄電池代わりにするという近年注目されているソリューションです。V2Hは卒FITの有力な選択肢としても注目されています。とはいえ、まだまだV2Hを知らないという方も多いと思います。 みなさんの中には、「V2 […]
  • エコ給湯器「エコキュート」の特徴|ガス給湯器・電気温水器と比較エコ給湯器「エコキュート」の特徴|ガス給湯器・電気温水器と比較 「エコ給湯器ってなに?」「エコキュートの特徴は?」 ガス給湯器が古くなっているご家庭や、新居を建てるご予定の方は「エコ給湯器」の存在が気になっているでしょう。 エコ給湯器には4種類ありますが、世間では一般に「エコ給湯器=エコキュート」が普及しています。 そこで本記 […]

contactお問い合わせ

埼玉、東京、神奈川でエコキュートの交換設置なら安心と信頼のエコキュート交換救急隊におまかせください