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2022/09/25エコキュートがうるさいのはなぜ?騒音の原因・対策を徹底解説

「エコキュートの稼働音がうるさい!対策をしたいけどどうするのが正解なのだろうか」
「エコキュートの騒音対策をしろと近隣の方に怒られた…どうすればいい?」

上記の悩みを抱える方のために、この記事ではエコキュートの騒音対策について徹底解説します。
エコキュートがなぜうるさいのかを解明し、確実に音を少なくする方法を伝授しますので、ぜひご覧ください。

エコキュートがうるさいのはなぜ?騒音の原因・対策を徹底解説

エコキュート本体が出す音は換気扇の騒音以下

エコキュートそのものが出す音は、実は騒音被害の対象になりにくい傾向にあります。
本体の稼働音は室外機が回る音ほどしかなく、騒音とは言いにくい大きさだからです。

エコキュートを設置したからといって、その稼働音が騒音になる心配は、ほとんどないといえるでしょう。
にもかかわらず、エコキュートから出る音の騒音被害は時折報告されています。
それはなぜなのかを、次の章では解説します。

エコキュートで騒音問題になりやすいのは低周波音

エコキュートで多く報告されているのは、実はヒートポンプが放つ音による騒音被害です。
ヒートポンプは、12ヘルツ程度の低周波を常に放っています。
低周波は人にとって不快な音であるだけでなく、高周波と違う健康被害をもたらす可能性が高いです。

低周波に敏感で体調を崩す方は一定数いるため、近隣問題にも発展しやすい傾向にあります。

低周波が問題になりやすい理由3つ

エコキュートの低周波が、騒音問題に発展しやすい理由は3つあります。
作動する時間帯や低周波の性質が、騒音問題に直結する原因を作るのです。
以下では、低周波の各問題点を徹底解説します。

低周波音は人間が不快に感じやすい音だから

低周波音が放つ12ヘルツ程度の音は、人によっては以下のような体調不良を引き起こす可能性があります。

● 頭痛
● 肩こりや腰痛
● イライラ・倦怠感
● 耳鳴り
● 食欲の低下
● 動悸 など

低周波音による体調不良は、人により起こる確率が違います。
ご自身が低周波に問題を感じなくても、近隣の方が体調不良を起こす可能性はあるため気をつけましょう。

低周波は建物に振動を与えるから

低周波音には、建物を振動させる性質があります。
これは「共振」と呼ばれる現象で、地震の揺れと近い感覚を住んでいる方や周辺の住宅にもたらします。

ずっと揺れている感覚がある建物で暮らすのが苦痛なのは誰しも同じです。
エコキュートを設置する際には、低周波音を抑え共振を極力なくしましょう。

静かな夜に稼働するため低周波音を騒音に感じやすいから

ヒートポンプが出す低周波音は静かな夜に発せられるため、より目立ちやすく騒音に感じられる可能性も高いです。

深夜時間帯に冷蔵庫の稼働音のような低周波音が周辺に鳴り響くと、騒音として報告される確率は上がりかねません。
不眠症になり精神的苦痛を得たとして、相手から訴えられると訴訟問題に発展するケースもあります。

エコキュートの騒音対策を3つ紹介

エコキュートの騒音に有効な対策は、以下の3つです。

1. 設置する場所を変える
2. 吸音性の高い防音壁を導入する
3. 振動を抑える防振ゴムを導入する

以下では、各騒音対策を徹底解説します。

設置する場所を変える

エコキュートが出す騒音を抑えるには、3つの基準に沿ったヒートポンプユニットの置き場所を見直すのが大切です。

1. 隣家・自宅の寝室横には配置しない
2. 寝室とヒートポンプの距離は15m程度空ける
3. ヒートポンプの前にある塀は1m以上の高さにする

安全なヒートポンプの設置には、隣家の協力が必要です。
振動や音が気にならないかを隣家に問い合わせつつ設置場所を決めれば、トラブルは少なくなるでしょう。

吸音性の高い防音壁を導入する

ヒートポンプの場所が変更できない場合には、機械の振動を抑える防音壁を導入するのがよいでしょう。
防音壁は音が周囲に広がるのを防ぐグッズであり、通販などで購入できます。

ヒートポンプより1m高い防音壁を設置すれば、より効率よく騒音被害を防ぎやすいです。効果を確実に得るためにも、防音壁を設置する間隔はメーカーが指定した規定通りにしてください。

振動を抑える防振ゴムを導入する

以下のような本体移動・防音壁の設置が不可能な状況にある場合は、振動を減らす防振ゴムを導入しましょう。

● 防音壁を設置するすき間がない
● エコキュートやヒートポンプを移動できない
● 自宅の四方がすべて隣家で対策ができない など

防振ゴムには機械の揺れを抑え、低周波音を発生しづらくする効果があります。
ヒートポンプの下に置けば、振動による騒音を抑えられるでしょう。

エコキュートの騒音が近隣トラブルになったときの対策3つ

エコキュートの音がうるさいと騒音被害を訴えられたら、3つの対策を行い問題を解決してください。

1. まず状況を近隣住民と落ち着いて話し合う
2. 本体やヒートポンプの稼働状況を確認する
3. お互いが対処可能な騒音対策を行う

以下では、各対策を徹底解説します。

まず状況を近隣住民と落ち着いて話し合う

騒音被害を訴えてくる近隣住民は、多くの場合騒音ストレスから気持ちが高ぶり落ち着きがありません。
状況を確認するためには、お互いが落ち着いて話をする必要があります。
誠心誠意の謝罪を行い相手を落ち付かせ、きちんと話ができる状況をまずは作りましょう。

お互い冷静に話ができるようになったら、騒音の状況や健康被害の有無を確認してください。

本体やヒートポンプの稼働状況を確認する

騒音による被害状況が分かったら、エコキュート本体やヒートポンプの状態を把握しましょう。
特に低周波音の原因となる振動の有無や防音壁の設置状況、置き場所の近くに寝室がないかは確認すべき要素です。

騒音トラブルの原因となる箇所を把握できたら、持ち主側で対策が可能かを近隣住民に伝えます。
具体的な対処策を伝え実行すると話せば、近隣住民の不安を解消しやすくなるでしょう。

お互いが対処可能な騒音対策を行う

自身で騒音対策が可能な場合は、対処法を用い音を軽減してください。
置き場所の都合などで騒音対策ができない時には、近隣住民の協力が可能かを打診しましょう。

相手方の寝室・寝具の位置変更や、耳栓などの防音対策で問題が解決するケースもあります。
どうしても騒音対策ができない立地にお住いの場合は、協力要請を出しお互いが妥協できるラインを探ってください。

まとめ

エコキュートで報告されている騒音被害は、ヒートポンプによる低周波音によるものがほとんどです。
低周波音による騒音は振動や不快音による健康被害をもたらすため、対策を徹底し近隣住民へ迷惑をかけないよう注意しましょう。

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